センターだより

ソチェターさんの特別講義(2020年5月25日)

2020/08/01

2か月ほど前の話題になりますが、修了生による特別講義について、紹介いたします。

2020年5月25日、クンティアー・スレイソチェターさん(3期修了生)による、4年生3年生向けの特別講義が実施されました。

 

ソチェターさんは、「国費留学制度」(文部科学省が在カンボジア日本国大使館を通じて実施する留学制度のこと、通称MEXT)を利用して、2018年3月から2年間、東京大学大学院法学政治学研究科に留学して、この3月に修士号を見事取得しました。

専攻は民法です。

ソチェターさんは、研究生時代のことを含めて、日本語と法学のそれぞれの勉強方法、研究生活の状況について、自身の経験をわかりやすく話をしてくれました。

とりわけ、「当初の研究テーマが、最終的な修士論文の完成に至る過程において、どのように変化したのか」、「資料収集の苦労」、「研究の面白さ」などは、学生たちのみならず、学生を指導する教員にとって、大変示唆に富むものでした。

また、ソチェターさんは、4年生や3年生たちに対して、「ケーキを美味しく作りたいときに、まずケーキを味わう」、すなわち、「優秀な論文をよく読む」という素晴らしいアドバイスをしてくれました。

 

ソチェターさん、本当にありがとうございました。

今後のご活躍を祈念しております。