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私と日本

2015年3月21日に開催された「第13回 モンゴル国立科学技術大学主催 日本語スピーチコンテスト」で、見事1位に輝いたアルナさん(3年生の)作文です。

スピーチのテーマは、「私と日本」でした。


 皆さん、戦争についてどう思いますか、反対ですか、賛成ですか。

 今日は、私が日本へ行った時戦争について考えた経験を発表させていただきます。

 私は1年生から日本語を学び始め、日本語を通じて日本を理解するようになりました。日本語、日本の文化に興味を持ってその関心が深くなり、日本へ行って見たい気持ちになりました。ある日、先生が2週間日本へ研修旅行に行く日本大使館のプログラムがあることを知らせました。私は、プログラムに申し込み、面接に合格しました。そして、去年の9月に日本へ行ってきました。その2週間は時間の流れが速くて、楽しくて、まるで夢みたいでした。63カ国から64人が来ました。最初はその人々は大勢の知らない外国人のように見えましたが、最後の日はまたどこかで会いたい友達になっていました。

 その研修ではオリエンテーションを始め、色々な活動が行われました。皆で、最初は大阪ツアーに行ったり、京都、広島へ見学したりしました。

 その中で一番印象に残ったのは広島でした。広島の宮島に一日泊まって、朝、広島の平和記念公園を見学しました。最初に目の前にはっきりと見えたのは広島の旧県庁の建物でした。これは原爆ドームです。古くて、原子爆弾で破壊されたままでした。どうしてこの建物を修理していないんだろうかと思っていたら、ガイドさんが説明し始めました。戦争の結果人間はどんな被害を受けるかを世界中に見せて、二度と戦争を起したくない気持ちの象徴でした。なぜなら、1945年8月6日、広島に一つの原子爆弾が落とされて、その原子爆弾で、約14万人が亡くなったからです。

 平和記念公園は二度と戦争をしないように、世界中から戦争がなくなるように、世界中が平和になるように願いをこめて作られた公園でした。戦争を経験した自分たちだけでなく、世界中に戦争の脅威を知らせたいと考えて呼びかけているのを見て、日本を誇りに思いました。モンゴルだったらもう建物を修理し、戦争のことを忘れようとしているかもしれないとなにげなく考えました。周りを見るとベンチの上にも「世界の隅々まで優しさを運ぼう」「世界の人々と手を合わせて幸福になろう」「一人一人の心も体も平和であってほしい」「あなたの笑顔がいつまでも続きますように」と書かれていて、感動しました。

 公園の見学の後、皆で、原子爆弾が落とされた時の状態が残されている博物館に入りました。最初に入った途端、丸形で、昔の広島を小さくした地図があって、その上に大きな赤いボールが天井から糸でつるされていました。赤いボールが原子爆弾を現していて、それを見ると原子爆弾は非常に大きかったです。原子爆弾によって壊される町の様子が見えました。

 続いて行くと壁に大きな文字で「水をください」と書かれていました。それを読んで周りの写真を見ると「水をください」と言う人の声が聞こえてくる気がしました。次々と火に燃えた子供の小さい自転車を始め、人々の日常生活の物がたくさんありました。出口付近には戦争に反対している、世界中が平和になってほしいという人のサインを集めていました。自分の名前を書きながら、私にはこれしかできないと思いました。

 皆が集まってバスが出発するまで誰も何も話せなかったです。出発しても、沈黙と悲しい雰囲気が続きました。私が窓を見つめていたところ、私たちの前に女の子の姿が現れました。彼女はエジプトから来たマリアムでした。マイクを持って皆さんは世界中が平和になることをどう思っていますか。もし、皆が平和になろうとしたら、あなたの国が軍隊を持たないということに賛成ですか、反対ですかと聞きました。皆が自分の考えを言ったり、お互いに質問したりしました。

 そこで、皆が世界中が平和になることを願っている、全ての国が軍隊を持たないなら私の国も持たないことに賛成しているのが分かりました。そして、いつかこの世界は戦争のない、平和な世界になることを信じました。

 今、私のスピーチを聞いた皆さんはどう思いますか。私が広島で見聞きした経験を皆さんに伝えたことで、戦争、戦争の被害、戦争のないことについて皆さんにも何か考えて欲しいです。

 
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