センターだより

大学対抗交渉コンペティション7位入賞

2019/01/04

 センターの学生4名(5年生3名と4年生1名)が12月1日から2日にかけて上智大学で行われた第17回大学対抗交渉コンペティション(日本語部門)に参加し、英語チームの4名とともに総合7位で入賞、仲裁部門に限れば3位という素晴らしい成績を収めました。

12月2日 表彰式

 邦字新聞の「モンゴル通信」2018年12月13日号で特集記事にしていただきましたので、以下に引用して学生の声を紹介します。

 

 リーダーのツェベルマーさんは、「大学あげての物心両面の支援があったので、期待に応えられるかどうかのプレッシャーがあった。また、日本語で戦うので、日本の大学とはハンディがあると懸念していたが、論破できてよかった」とほっと肩の荷をおろした。最初に3分間で大学を紹介したナランドラムさんは、「前日からものすごく緊張して、全身が震えた」と打ち明けた。ドルジンスレンさんは、「表彰式の最初に、モンゴル国立大学7位!と呼ばれた時、頭が真っ白になった。うれしかった」と感動を振り返る。「先輩と一緒に国際大会に出られて、相手校からも多くを学んだ。この貴重な体験は今後に生かされる」とボディビレグ君。

 ・・・10月に主催者から問題用紙が届いた。「日本語と英語で約60ページも。これを個々に読解し、全員で戦略を立て、指導教員を対戦相手に特訓した。」、「意見の違いで大げんかもした」、「時には夜中の1時ごろまで大学に残って想定練習に励んだ」など、全員一致の努力なしでは叶えられなかったと感慨深げ。・・・モンゴル代表チームは昨年に続く2回目にして入賞し、その分、「達成感も大きかった」と話す。
 (以上、「モンゴル通信」2018年12月13日号8頁より引用)

 

12月1日 仲裁の部で真剣に対戦中

 

 20日にはモンゴル国立大で祝勝会が開かれ、エルデネブルガン法学部長から次のようなお話がありました。

 わずか4年間・5年間勉強した日本語で日本の優秀な大学の学生たちと対戦し、入賞した学生の努力に感心するとともに、先生方の指導に感謝している。今回の国際大会での入賞は、たいへん名誉なことで、モンゴル国立大学法学部が国際的に見ても高い水準に達してきていることを示すものだ。早速、法学部およびモンゴル国立大のサイトに掲載し、モンゴル国内に発信したいと思っている。
 
 また、随行教員のドガルマー教授からも、次のようなコメントがありました。

 私は、1日目の日本語チームの仲裁を見ました。日本語は分からないが、オランゴー先生が通訳してくれた。うちの学生たちは、法的根拠、日本語の面等でとても良かったと私も思うし、そこに見学に来ていたオランゴー先生の博士過程の指導教員(成蹊大学の塩澤一洋教授)も感銘を受けたとおっしゃっていた。学生たちの活躍を見て、名古屋大学日本法センターの設立を実現できたナランゲレル先生にとても感謝したくなった。私たちMUISは国際的に活躍できる人物を育てていることに気づきました。

12月20日 祝勝式

 
 9月にスクーリングで教えてくださった塩澤一洋先生がブログ(Scrapbox)に詳しく書いてくださっていますので、よろしければどうぞご覧ください。