センターだより

1Dec2015 留学短報(フスレン)no.2

2016/04/29

 標高1,300mからのサエンバエンノー(おはこんばんちわ)

 みなさん、元気ですかー。勉強してますかー。

 さて、今回は、みなさんの先輩、4年生の皆さんが日本に短期留学に行っているわけですが、その報告をしてくださいます。

 あこがれの日本で、先輩たちはどのような短期留学生活を送っているのでしょう。先輩たちの日本語もさらに上達しています。先輩たちの言葉で語られる日本での経験を読んで、みなさんも日本と日本語について深く広く勉強してゆきましょう。

====================================

【留学短報: 2015年11月】

      大阪大学 フスレン(Khuslen, M1220)

 みなさん、こんにちは。センターの学生たちはみんな元気かな。そろそろ日本語能力試験の受験日が近づいてみんな一生懸命勉強しているだろう。モンゴルでは秋になると全部黄色になり、ゴールデン秋とも言われているね。でも、日本では違って秋になると真っ赤になる所が多いよ。ほとんどは緑で、紅葉がいい所はきれいな景色になるので、日本人も毎秋紅葉を見に家族や友達で行っている。私も1年間という短い留学のとき、せっかく日本に来ているので、日本の色々な所へ行って見たいなと思う。なので、アルナさんとダワースレンさんと一緒に3人で京都へ紅葉を見に行くことにしたので、楽しみにして待っている。^o^!!!

 日本に来てすぐ大学の寮に住むことになり、最近まで寮で住んでいた。前に寮に住んだことがないので、2か月の間に寮の生活でたくさんのことを経験したと思う。他の国から来ている留学生たちとも交流できるし、たくさんの友達を作ることができた。大学からも近くて1分で行けるからすごく便利だったな。でも、やっぱり実家から大学に通っていた私にとって寮の生活に慣れにくかったので、大学と契約がある民間アパートに引越しした。寮のキッチンは共同だったので冷蔵庫も共用のものを使っていた。一階に冷蔵庫が一台しかないので、何も入れていないうちにいっぱいになっちゃう。また、料理の時間のときみんな集まり、狭いキッチンで料理作るために30分ぐらいも待たなくちゃ料理が作れなかった。だから、食べたいときも料理を作って食べられなかったし、夜手洗い行くのも怖かったし、やっぱり少し不便だった。
 私が今住んでいるのは小さい部屋だが、冷蔵庫も洗濯機もキッチンも全部付いているのですごく便利だ。でも、短所と言えば、家賃が寮より少し高く、電気代やガス代も全部自分で払わなければならない。こういうことに関しては「寮から出なかったらよかったのに」と後悔していたことがある。でも、よく考えてみれば、寮で1年間も住むと物を大切にする気持ちがなくなると思った。寮に住んでいたとき、怖いからといって毎日電気をつけたままで寝たり、エアコンもずっとつけて置いたりしていた。寮は2万2千で全部が入っているから、自分からお金出さないと思って無駄に使っていたのかな。今はちゃんと節約して、寝るときにも電気を消して、エアコンも一度つけていない。暖かい服を着たらエアコンも使う必要が今のうちにないということがわかった。やはり、1年間日本語だけ勉強するのではなく、ちゃんと自立して一人で生活できるようになるのも大事だから、引越ししてよかったなと思うようになった。
 ところで、11月7日に大阪弁護士会館でモンゴルの法整備支援に関するミニシンポジウムが行われ、ドゥルグーン先輩と一緒に行った。そしたら、JICAの岡先生や大学の労働法の先生などたくさんの知り合いの人と会って本当に嬉しかったな。久しぶりに、モンゴル語での話を聞いたり、法律の話も聞いた。後で、先生たちと一緒の食事に行って色々な話ができた。ここで法学の授業を受けていないから、なるべく自分で法学の本を読んだりしている。一緒に勉強している学生たちに専門は法学だと言うと、みんなに「すごい、頭がいい」、「格好いい」とか言われている。少し、恥ずかしいけれど気持ちいい。やっぱり、法律家というのは格好良くて、素敵な仕事だから、いい法律家になるためにもっと頑張ろうと思う。

28Apr2016 みそ汁会

2016/04/29

モンゴルもようやく春めいてきました。

さて、今週木曜日に4、5年生を対象に行った「みそ汁会」のご報告です。

みそ汁会といっても、テーブルに並んだのはみそ汁だけではありません。

おにぎり、巻き寿司、唐揚げ、白身魚のフライ、出汁巻卵、大根と手羽元の煮物、にんにくの芽と卵のいためもの、浅漬け、Vinegret(ロシア風ビーツのサラダ)等々…日本語講師の力作揃いです。

学生もツナ、昆布、かつおぶしなどを入れておにぎりを握ってくれました。

そして温かいみそ汁とともに「いただきまーす!」

お腹も心も満たされた一日でした。

13Oct2015 教師の日

2016/04/29

 みなさん、サエンバエンノー(おはこんばんちわ)。

 ここ、ウランバートルの標高は、海抜1,300mです。空気が薄くて、天然ダイエットになります。

 さて、10月13日、モンゴルは「教師の日」なのです。教師が尊敬される国、それがモンゴルなんですね〜。教師冥利に尽きますね。

 学生たちが、センターのメンバーの集合写真入りのマグカップをプレゼントしてくれました。

 先生たちは、手にプレゼントを持った女性たち。左から右へ、

 伊藤頼子先生、
 中尾佳子先生、
 井駒かおる先生、
 オユンゲレル先生、
 そしてビャンバ先生

 モンゴル日本法センターは、このような優秀な女性たちによって支えられているのです。すごいですね〜。

28Oct2015 岩田雅男先生セミナー

2015/12/16

 みなさん、元気ですか〜。海抜1,300mに位置するウランバートルは、空気が薄く、冬は寒い。最低気温は-45℃になるかもしれないとか。

 -45℃というのは、冷凍庫を想像してみてください。あれの中より寒いです。たとえになってませんね〜。

 冬の入り口、つまり秋でも寒いモンゴルの、寒気を突き破る熱いディスカッションが展開されたことは、みなさん記憶に新しいことでしょう。

 そうです。名古屋大学ロースクール修了生の岩田雅男先生が2週間ほどモイス(モンゴル国立大学)日本法センターに滞在され、授業をしてくださいました。そして滞在期間もあっという間に終わりに近づいた10月28日、セミナー(研究会)を開いてくださいました。民法における過失責任主義の可能性と限界というテーマです。そつのない論点カバー、そしてキレのある批判的指摘。さすがに法学部もロースクールも主席の超優秀な先生。

 岩田先生、本当にお世話になりました。ですが、我々からすると道場破りなわけですから、タダで返すわけにはいかないんです。それが礼儀だと私たちは教えられてきました。というわけで、4年生を代表して、ガンフレル。いけ。

 さて、それぞれが日本とモンゴルの過失責任主義の限界に関する議論を紹介したところで、質疑と議論の開始。司会(主審)の山本先生はモンゴル側にひいきしているような気もしますが・・・そんなわけないですよね。それにしても活発な議論。すべて日本語で、高度な法的議論が展開されてゆきます。やはり先輩たちはすごいですね〜。

 礼に始まり礼に終わる。これがモンゴル式です。試合が終われば、敵も味方もない、ということで、みんなで懇親会。岩田先生、2週間いろいろなことを教えてくださり、本当にありがとうございました。法学って、楽しいですね〜。今度は日本に留学生として乗り込んでいって、議論を挑む予定です。そのときはよろしく(軽く挑発?)。

 岩田先生、またお会いする日を楽しみにしています。

20Sep2015 新入生歓迎ピクニック

2015/12/16

標高1,300mからの、サエンバエンノー(おはこんばんちわ)

みなさん、モンゴルには活気があります。新入生が来れば、ピクニックに出かける。そして草原という広場(あきち)で遊ぶ。これが活気です。

 というわけで、2015年9月20日、2015年度の新入学生を迎えた日本法センターの構成員たちは、学生も教員も、草原にお出かけ(出陣)をしたのでした。
 
 さて、集まりは、最初はあまりよくないですね〜。と思ったら、年長者がだんだんと後からやってくるという習慣のようです。重役出勤という形で年長者が威厳を保つということでしょうか。

 結局ほぼ全員が集結。そして2年生が中心となって練り込んだプログラム。組織力ありますね〜。

 バスケットボール、皆んな上手い。そして、熱い。

 そしてここはモンゴルだ。蒼き狼の末裔がそこにいる以上、全力でいかせてもらう。種目はもちろん、ブフ(モンゴル相撲)。

 この後バクシャ(先生)は首根っこつかまれてぶん投げられたのでした。教員に勝ちを進呈しない、その媚びへつらわない心意気、気に入った。

 ピクニックといえば、定番のカレーライスです。

 

 楽しかったですね〜。それではみなさん、また来年来ましょうね〜。

1 16 17 18 19 20 22