センターだより

第12回成果発表会 by オンライン

2020/11/05

2020年10月28日(水)第12回成果発表会を開催いたしました。3月から続いているオンライン授業の実践や、各種のオンライン研修に参加した経験から「オンラインでも、できるのではないか?」と考え、今回は初のオンラインでの開催となりました。普段の授業でも利用している、zoomを使って行いました。

*当日のプログラム。ブレイクアウトルームを利用し、会の時間をあまり長引かせないようにしました。

通常は、大学のホールで行っていたため、参加者もプノンペンにいる人に限られました。しかし、オンラインだったらそんなことを気にする必要はありません。SNSを利用して、カンボジア国内にいる人だけではなく、世界各地の人に呼びかけを行いました。その結果、モンゴルやベトナムのセンターの先生や、名古屋にいる先輩、また、センターとの直接の関わりはなかったけどカンボジアに興味のある方など、普段なら参加できない、または参加が望めない方々が多数参加をしてくださいました。

*参加申し込みは、Googleフォームを利用しました。

発表者は、自分たちでスライドを操作しながら、発表を行いました。写真は、3年生のメンツェアンさんが2年次の法学レポートについて発表している様子です。

 

質疑応答にも、たくさんの質問をいただき、予定よりも30分遅れて閉会となりましたが、最後までたくさんの方が残って聞いてくださいました。アンケートにも、多くの方が回答してくださり、来年度へ向けての改善点が浮かび上がりました。

対面で授業をしたり、発表会をしたりすることが難しい現在の状況で、「やむなくオンライン」となっていることもあるかと思います。しかし、特に教育においてオンラインを利用するメリットはある、と筆者個人は感じています。大学での対面授業が戻っても、それは8ヶ月前の状況に全てが戻る、というわけではありません。オンラインの方がいい、と感じた点は、引き続き教育に取り入れていきたいと考えています。そして具体的に何が「オンラインの方がいい」のかの見極めが、今後は必要になるのではないかと感じています。

成果発表会にご参加くださった方には、改めてお礼申し上げます。今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

執筆担当:レイン幸代(日本語教育主任)