センターだより

名桜大学によるオンライン発表会参加(3年生)

2022/01/20

昨年の11月11日にオンライン交流をした際には、CJLC3年生が発表を行いました。2022年1月20日(木)、その時に参加してくれた名桜大学の学生の皆さんが、「個の文化」「やさしい日本語」という視点に基づいた、日本の文化事情発表をおこなってくれました。残念ながら、CJLCの学生は、大学の授業の関係で全員が参加できませんでしたが、名桜大学の皆さんは、発表動画を事前に作成してくれて、padletで共有し、参加できない学生も事前に観られるようにしてくれました。今日は、その動画を観た上での、質疑応答を中心に進められました。

発表前には、名桜大学の学生さんが、CJLCの学生にインタビューをし、カンボジアの学生が何に興味を持っているのかをリサーチし、それに基づいて発表テーマを決めてくれたようです。アニメ、恋愛事情、沖縄のこと、日本の観光地、お正月、着物、日本のお祭りなど、いろいろなテーマがありました。筆者も今日の発表会に参加しましたが、個人的に面白かったのは、質疑応答で質問をすると、さらにたくさんの「個」が出てくることです。みなさん、沖縄のことが当たり前すぎて気付きにくいのかもしれませんが、学校の音楽の授業で三線を習う時間があることや、成人式とは別に13歳の時に子どもの成長を祝う習慣があることなど、日本人の筆者も知らない、たくさんの学びがありました。「日本」という大きな視点でなく、自分自身の身近なことも「文化」であり、それを相手に伝えることが、一番興味深いということを、この授業を通して学べるのだなぁと思いました。

名桜大学と CJLCの一連の交流は、今日が一区切りです。授業編成などの関係で、今後も同じような交流が続けられるかどうかは、まだ分かりませんが、できる形で、また交流ができると嬉しく思います。

名桜大学の学生の皆さん、当銘先生、本当にありがとうございました。

 

執筆者:レイン幸代(日本語教育担当)