センターだより

17Sep2022 新潟賞日本語スピーチコンテスト(第4回)

2022/11/11

 9月17日に、新潟県国際交流協会主催「新潟賞」日本語スピーチコンテストが4年ぶりに開かれ、3年生のアナルさんが出場して、最優秀賞(3名)に選ばれました。最優秀賞の受賞者は、副賞として、来年の春、桜の花が咲く時期に新潟県に招待されるとのことです。
 アナルさん、おめでとう!

 テーマは「日本との友好交流をどう進めるか」で、アナルさんが着目したのは旅行業界です。

 以下、スピーチの抜粋を掲載します。

「何を中心としてモンゴルに行く日本人の数を増やせるかについて考えました。
 第1に日本からモンゴルまでの航空券の値段は高いです。日本から直接モンゴルへ行く飛行機は、アエロモンゴリアと、ミアットという2つの会社しかありません。私はミアット会社で航空券の値段に関して聞きました。日本からモンゴルに来て、戻るために約13万円くらいかかるそうです。しかし、韓国からモンゴルまでの航空券の値段はその半分くらいです。また、1年でシンガポールに旅行する日本人はだいたい80万人もいて、航空券の値段は8万円くらいです。これをみると、航空券の値段が安ければ、観光客の数が増加するでしょう。
 次にタクシーの数など交通サービスの問題です。例えば市バスは空港から4時間に1度しかウランバートル市に行きません。これは疲れていたお客様にとって不便です。また、公式ではないタクシーで運転することもあります。そのようなタクシーは禁止されていないのでお客様にとって危険です。ある個人に聞いたのは、非公式な車がタクシーとして人を運ぶと逮捕されています。しかしモンゴルでは、あまり逮捕されていません。お客様の満足度を上げるために、日本のサービスレベルを導入する必要があります。
 私は前に、日本人とエアポート・タクシーについて話しました。彼の話によると、日本にはエアポート・タクシーが集まる特別な駐車場があります。お客様がその駐車場に行くと、安全で公式なタクシーに乗ることができます。しかしモンゴルではそのような駐車場がなくて、運転手が独自で「タクシーは必要ですか」とお客様に聞きながら、立っています。そのため、モンゴルでは特別なタクシー駐車場が必要です。
 最後に私は自分でできることについて考えました。日本人の65パーセントは、モンゴルについての情報をインターネットで集めています。そのため、私はインターネットでモンゴルの田舎や伝統的な料理などの情報をインターネットで発信したら、日本人観光客の数は増加すると思います。」
 日本とモンゴルの友好交流を進めるために、政治や貿易だけでは十分ではありません。国民がお互いの国を訪れることで、交流の機会も増加し、友好交流も深くなると思います。」