センターだより
神戸大学生によるインターンシップ体験記
2024/09/26
9月16日から20日まで、神戸大学の学生3人がモンゴルセンターでインターンシップを行いました。期間中は、日本語や日本法などの授業への参加や、日本についてのプレゼンを通し、センターの学生たちとの交流を楽しみました。3人が書いた感想文を紹介します。
白国忠 Bai Guozhong
名古屋大学日本法センターでのインターン経験は、中国人モンゴル族として私の文化的アイデンティティを再確認する貴重な機会でした。センターの1年生に日本語授業を教え、言語を通じた文化交流の大切さを感じました。また、神戸市や日本のアニメ聖地巡礼について発表し、モンゴルの学生たちとの交流を深めることができました。特に、彼らが自国の文化やトレンドを誇りに思い、紹介してくれる姿勢に感銘を受けました。日本法の授業では、ドイツ、日本、モンゴルの法制度を学び、自分自身の研究分野である観光と文化保全に対する視野が広がりました。今回の機会を通じて、モンゴル族としてのルーツを再認識しながら、異なる文化との交流の重要性を強く感じました。この経験を基に、今後の研究やキャリアにおいて国際的な視点を活かしていきたいと考えています。
中山 南菜子 Nanako Nakayama
皆さん、こんにちは。神戸大学大学院経済学研究科M2の中山南菜子と申します。
今回は、神戸大学GCPというプログラムを通じて、モンゴル国立大学にある名古屋大学日本法教育研究センターで1週間のインターンシップという貴重な経験をさせていただきました。
その中で、1年生から5年生すべての学年の授業に出席させていただき、将来のモンゴルを担っていくモンゴル国立大学の皆さんが日本に興味を持ち、日本語で非常に専門性の高い法律を熱心に学ばれている姿に非常に感銘を受けました。私も学生として、今後も積極的に学ぶ姿勢を忘れず、世界の出来事や歴史・文化に関心を持ち続けていきたいと強く思いました。
日本法教育研究センターの先生方、生徒の皆さん、1週間という短い期間でしたが、本当に親切にして下さり、ありがとうございました。モンゴルが大好きになりました!また皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。
笠本 菜々美 Nanami Kasamoto
インターンシップを通じて一番印象に残っているのは、モンゴルの学生や先生方のあたたかさです。食堂に行くと、学生が食事をしている手を止めて「(モンゴル語で)注文しましょうか?」と声をかけてくれたり、少し難しい日本語で質問してしまっても、周りの学生同士で助け合って答えを見つけてくれたりして、非常に嬉しく思いました。
また、私は渡航前、モンゴルの学生がなぜ日本語や日本法を学ぶのか疑問に思っていました。実際に聞いてみると、「モンゴルの法律で日本に倣ったものがあり、法律に携わるために必要だと思ったから」「以前から日本語を学んでいたから」「先輩がおすすめしていたから」など、様々な考えがあることがわかりました。センターの学生たちは、私が21年強をかけて培った日本語力をたったの5年で追い抜いていく勢いだといっても過言ではないくらい日本語が上手で、非常に優秀だと思います。私自身も、そんな学生たちの期待に応えられるような生き方・モンゴルを含めた様々な国や地域との接し方をしていきたいと強く思いました。