センターだより
短期留学報告(京都から)
2016/01/12
日研生プログラムの報告、第2弾。
国内外を問わず、観光客が多く訪れる超国際都市、京都からです。
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明けましておめでとうございます。
皆さん、こんにちは。元気でやっていますか。京都にある同志社大学で1年間日本語・日本文化を研修しているウン ホイコンです。私は相変わらず元気です。お正月は家族とどう過ごしましたか。今年の冬の寒さは去年より暖かいと日本人の先生から聞きましたが、東南アジアに位置するカンボジア出身の私には寒いです。それに、雪が降らないかもしれないと言われています。
去年の9月の上旬、初めて家族を離れて一人で海外に来た私は、もう日本での生活になれてきました。毎日こちらで楽しく過ごしています。授業は10月に行われたプレースメントテストによって分けられて、自分が好きな科目を選んで授業を受けています。様々な国から来た留学生と一緒に勉強してセンターのように日本語で授業が進んでいます。残念ながら、大学内にカンボジア人は私しかいません。私の日本語もまだまだなので、たまに自分の気持ちをなかなかうまく適切に表現できなくてちょっとさびしくなっています。皆さんはやはり日本語を専攻するから、日本語がうまくて小説やアニメなどをよく知っています。それに、中国人の学生は漢字なら、辞書を引くまでもなく、意味を理解できます。一方、私は法律の用語や硬い表現のほうが分かります。でも、日常生活の言葉はあまり通じません。ですから、もっと能率のよい勉強の方法としては、課外活動や日本人の学生の作ったサークルに加入するつもりです。
毎日, 私は自転車で京都の空気を感じながら、学校に通っています。学校まで20分ぐらいかかります。私が住んでいる寮は女子寮で、お手洗いや台所はみなさんと共用しているので、自分の使った料理用具をきちんと洗って、他人に迷惑をかけないよう責任を負わなければなりません。晩御飯はみんながよく自分で作って、そして 一緒に食事して、友達というよりもむしろ家族のようです。週末は一緒に買い物に行きます。国にいるときは、日本の物価が高いと聞いていましたが、日本に来て意外なことに、100円ショップがたくさんあることに気がつきました。
ところで、京都は日本の文化の中心となっていて、多くの文化財が世界遺産に登録されている観光地なので、バスや地下鉄の中では外国観光客をよく見ます。たしかに日本は地下鉄や電車やバスが多くて一般に使われます。だが、来たばかりの頃は、電車を乗り換えることは分からなくて私にとってちょっと複雑だと思いました。
日本にいる間に、できる限り日本人の生活や文化に触れて様々なことを身につけたいし、いい思い出を作りたいです。それに、日本語能力試験N1合格という目標を掲げてがんばって勉強しようと思っています。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆さんのご健康をお祈り申し上げます。
短期留学報告(長崎から)
2016/01/11
日研生プログラムで、2015年9月から長崎に行っている5期生のヴァルーンさんの、留学報告です。
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皆様、こんにちは、日本語・日本法教育研究センター(CJL CAMBODIA)で勉強をしているラン・ヴァルーンです。
明けましておめでとうございます。皆様、元気にしていますか?私はおかげ様で元気です。今、長崎大学に1年間留学しています。長崎の生活について、皆様にご報告させていただきます。
長崎は歴史上、原爆で破壊された町として知られており、長崎大学に1年間留学できるというメールをもらった時、嬉しいとは思えず、悩んでいました。それは私が長崎のことをまだよく知らなかったからです。しかし、長崎で生活してみて、長崎の沢山の良いことろを見つけました。長崎は自然豊かな県だし、美しい観光地もあり、いい大学がいっぱいあるので、長崎で1年間留学することについて今はとても満足しています。そして、長崎の人々はとても親切だし、外国人の学生をよく助けてくれます。また、長崎の人は道でよく知らない人にも挨拶することに気が付きました。毎朝、寮から大学まで歩いているとき、全然知らないお祖父さん、お祖母さんやご両親、子供たちに会う時、いつも笑顔で「おはようございます」とか「行ってらっしゃい」など言って下さり、とても暖かい気持ちになります。また長崎の物価と交通費があまり高くないし、おいしい食べものがいっぱいなので、私は長崎での約4か月間、1つの問題もなく、幸せに暮らしています。
今期、勉強している授業は読解、会話、人間と文化、日本語総合①、日本語総合②、言語と社会です。読解と会話の授業は読む・話す能力を高める授業です。人間と文化という授業はクールジャパンと日本のおもてなしについて勉強しています。そして、日本総合①&②と言語と社会の授業は読む・書く・聞く・話すという4つの能力が必要とされる授業が行われています。例えば、日本語で、ブログを書いたり、VoiceTheadやPrezi でスライドやポスターを作って発表したり、日本のテレビ番組(NHKの「ひるブラ」、秘密のケンミンShowなど)を見ながら、日本語を勉強することなどです。私が大好きな授業は言語と社会の授業です。なぜかと言うと、VoiceTheadやPreziなど元々使ったことがなかったので、この授業のおかげで、新しいことを勉強しています。
クラスの中の80%が中国人です。その他はオランダ人、インド人、デンマーク人、韓国人です。授業が始まる前はもちろん、休憩のときにも中国語しか聞こえません。長崎にはカンボジア人は私しかいないので、自分の回りは、全て違う国籍の人です。毎日のコミュニケーションは自分の言語を使うことが出来ず、日本語だけを使っています。長崎に来るカンボジア人が少ないから、大学で交流会のたびに自己紹介をして、「カンボジアから来ました」と言った後、やはり「へえ!カンボジア人ですか!珍しいですね!」と言われます。最初はちょっと不思議でしたが、今は、もう慣れました。交流会では毎回、カンボジアは注目され、沢山の質問を受けます。私は本当に喜んで答えました。と同時に、国際的な友達がたくさんできて、異文化、言語などをお互いに教え合うことが出来るので、とてもいい思い出になりました。
長崎大学はいろいろな学部がありますが、残念ながら法律と政治行政に関する学部がありません。大学の図書館は私の専攻に関する本は、少ないし、古いから、資料をもっと読みたい、もっと調べたいと思ったのに、なかなか出来ません。
一年の留学期間は私にとって、あっという間です。楽しいことや苦しいこともちろんありますが、いくら困難であってもあきらめずに、せっかく日本にいるのだから、日本語の能力を上達させたいと思います。そして、自分の専攻を忘れずに1年後帰国したら、大学の卒業論文が書き終われるようにがんばり続けます。
先輩の修論発表会
2015/12/17
2015年12月12日(土)、センター2期生のスレイダェンさんの修士論文発表会が行われました。
スレイダェンさんは名古屋大学大学院法学研究科博士課程前期を修了し、11月からはカンボジアのTMI総合法律事務所プノンペン事務所に勤務しています。
修士論文のタイトルは、「カンボジアにおける土地賃貸借の存続保障に関する問題」です。
発表はクメール語で行なわれました。
発表終了後は、論文を書くことに関するアドバイスや、後輩たちからの活発な質問に答えてくれました。
センターの学生は、現在、名古屋大学大学院に進学するための研究計画や名古屋大学に提出するための学年論文の作成を行っており、非常に有意義な発表だったと思います。
これからもお互いに、協力し合って勉強してください。
カンボジア法情報Vol.3(2015年8〜11月)
2015/12/02
<カンボジア法律情報>
・「2016年最低賃金に関する省令」が公布(10月8日)
<カンボジア政治情報>
・フェイスブックで「色の革命」(Color Revolution)を呼びかけた大学生が逮捕(8月23日)
・薬物犯罪が前年比300%以上増加(10月6日)
・野党CNRP副党首ケム・ソカーが国民議会第1副議長の座を追われる(10月30日)
・野党CNRP党首サム・ランシーの議員資格剥奪と同氏に逮捕状が出される(11月30日)
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http://cjl.law.nagoya-u.ac.jp/content/432/attach/Cambodia201511.pdf
書道講座
2015/11/27
2015年11月20日、21日に、名古屋から伊藤先生ご夫妻が
来てくださり、恒例の書道講座を開いていただきました。
今回は、2、3、4年生が対象です。
2年生の作品。だんだん上手になってきましたね?
3、4年生には「凧」をご用意くださり、そこに自分たちの
好きな言葉を書きました。
3年生。教師も混じっております。
4年生。なかなか個性的な言葉が書かれています。
伊藤先生はこの後シェムリアップに行かれ、3期生の
ソタナーさんの結婚式に参加されました。
学生たちとも親しくお付き合いくださり、ありがとうございます!