センターだより
スピーチコンテスト出場作品
2016/12/02
11月5日に行われたモンゴル日本青年交流支援センター主催の
スピーチコンテストに出場した2年生ドルジさんのスピーチを
紹介します。
息子を持つ教員が、思わず涙してしまったという感動傑作です。
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お父さんへ
私は私が父に伝えたいことばを、みなさんに伝えたいです。
学生や若い人たちは、私と同じかどうか考えてください。
子どもがいるお父さんやお母さんの人たちは、自分の子どものことばだと思って聞いてください。
それでは始めます。
お父さん、私は今、大人になりました。
たぶん私の生活の感じ方、考え方がお父さんとは違います。
お父さんがいろいろなことを心配しているのを知っています。
ウランバートルでお酒を飲んでいないか、悪い人と友だちになっていないか、いっしょうけんめい勉強をがんばっているかなどです。
でもその問題は心配しないでください。
中学生のころ、私はじゅうどうが大好きでした。
でも両親がじゅうどうより教育が大切と言ったのでやめてしまいました。
また高校生のころ、夜、友だちといっしょに外で遊べばお父さんは怒ったから、私は家にいました。
今考えると残念です。
たぶん危ないことはたくさんあります。
でもそのとき遊べばよかったです。遊んでいれば、私に多くのいい思い出ができていたでしょう。
私は今まで両親が言ったとおりに生活していました。
でも今、私は自分の問題を全部自分で決めたいです。
お父さん、私を信じてください。今まで私のために全部のことをしてくれたのがよくわかりました。ありがとうございます。
だから私はいっしょうけんめいがんばって、かならずいい人になります。
両親に大きい家とステキな車を買ってあげます。
私の家族はそんなに金持ちではありませんでしたが私に必要なものを全部買ってくれました。
私は本当に幸せな子どもでした。
なぜなら両親が子どものためにいっしょうけんめい働いていたからです。
これから私はいっしょうけんめい勉強して成功します。
世界を両親といっしょに旅行したいです。
お父さん、待っていてください。
モンゴルセンター教職員
2016/12/02
今年で設立10周年を迎えたモンゴルセンターの教職員
左から山本、オユンゲレル、伊藤、渡辺、ビャンバ、オランゴーです。
ソーラン節発表会
2016/11/29
11月27日にJICA主催 日本文化祭で、ソーラン節発表会が行われ、モンゴルセンターからは1年生のチーム高速とチーム活火山が出場しました。
モンゴルセンターは、日本語スピーチコンテストでは入賞常連校になっていますが、日本文化方面の大会にはほとんど出場したことがありません。
「私たち、勉強ばかりじゃないのよ」とばかりに連日連夜ひまを見つけてはソーラン節を踊りまくっていた1年生。
あるときは3階の教室で踊っていたのに2階を通り越して1階から苦情を言われ、あるときは、2階の図書館から「照明が落ちるからホントやめて」と冷静に怒られました。
つまり彼らがヒートアップすればするほど階下の人たちは迷惑していたのです。階下のみなさん本当にすみませんでした。
でも、お詫びの代わりといってはなんですが…
見事、チーム高速が優勝してモンゴル国立大学にトロフィーを持って帰ってきました~!!
日本語、日本法だけでなく日本文化にも興味を持ってくれた1年生のみなさん
ありがとう!そしておつかれさまでした!!
デールの日
2016/11/29
突然ですが、こちら、モンゴルの民族衣装、デールです。
風を通さず暖かいうえ、馬に乗りやすいようにできており、まさに騎馬民族の騎馬民族による騎馬民族のための衣装です。
さて、なぜ唐突にデールの話をしたかというと、今日モンゴルセンターでは、みんなでデールを着て(ついでにサングラスとターバンをして)集合写真を撮ろう!というイベントがあったからなのです。
なんでも、デール&サングラスで、より多くの人数を集めた団体の新年会で、人気歌手がサプライズゲストとして歌を歌ってくれるんだとか。
日本人が新年会にピコ太郎の格好で踊るのと同じような感覚でしょうか。
それにしても、民族衣装を着ると女性はより美しく、男性はよりハンサムに見えるのがふしぎです。
サングラスを外した写真を撮り忘れたのが残念でなりません。
いつもはこちらが心配になるほど勉強している学生たちですが、たまにはこういう息抜きも、ね?
2016年度教職員紹介
2016/11/29
10周年を迎えたモンゴルセンターの教職員、
左から山本、オユンゲレル、伊藤、渡辺、ビャンバ、オランゴーです。