センターだより

留学短報 Jan 2017

2017/01/16

京都大学留学中のツェベルマーさんからお便りが届きました。
クリスマスに恋人とKFCのフライドチキンを食べて過ごす日本の文化は、外国から見るととてもふしぎだそうですね。
私はモンゴルに来て、サンタクロースが赤ではなく青い衣装を着ていることにびっくりしました。

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皆さん、こんにちは。冬休みが始まり、のんびりしているところだと思いますが、私の冬休みは10日間ぐらいの短いもので、明日からは忙しい生活に戻ります。いよいよ試験期間なので、京大生もみんな試験勉強で忙しいです。さて、今月の新しいニュースですが、宝塚とクリスマスです。

12月10日に私はモンゴルで知り合った日本人の方の招待で、兵庫県の宝塚市まで行き、宝塚の歌劇を観賞して来ました。すばらしかったです。宝塚とは、築かれて102年経っている歌劇団ですが、何がすばらしいかというと未婚の女性だけで構成されているのです。

女の人たちだけで舞台がすごく華やかで、どこから見ても男の人だと思うぐらい男の人の役を上手に演劇していたことが本当にすばらしかったです。しかし、女優が未婚の女性に限定されていたことを私は疑問に思いました。特に、アジアの国々では男の人の方が尊敬されたり、女の人が結婚したら出世できなくなったりすることは昔からありました。
女の人が結婚したら主婦になったり、妊娠したらすぐに仕事を辞めさせることが今の韓国でもよくあることだと友達が話してくれたこともあります。それと同じように宝塚で働く人の権利が侵害されているのではないかと思いました。結婚したからと言って好きな仕事を辞めなければいけないということが私には納得できませんでした。

しかし、宝塚の女優であるということは仕事ではないそうです。宝塚はいわゆる学校であり、女優たちは生徒であるということだそうです。なので、子供のころから舞台での主役を目指し、激しい競争のなかで一般人とは違う学校生活を送り、舞台で演劇し、卒業して結婚することになったらいつでも辞めることができると宝塚まで招待してくれた日本人の方が説明してくれました。宝塚での演劇を辞めても学校で歌やダンスなどといった色々な能力を身につけたため、学校教師や家庭教師など色々な仕事をやっていくそうです。宝塚の話はここまでとします。


▲ 上:宝塚劇場ビル    下:ベルサイユのばら 銅像

皆さんは、「日本人は真面目で、恥ずかしがりやだ」と思っていますか。実は私もそう思っていました。しかし、それは大間違いでした。今まで、周りの人々から日本人は恥ずかしがりやだとよく聞いたり、また「結婚しない若者たち」、「少子化」などの社会問題を耳にしたりしていたため、日本人は大体みんな独身だろうと思っていました。

ある日、私は日本人の友達と一緒に食事をしながらメリークリスマスなどと書いてあった看板を眺め、「もうすぐクリスマスだね」と家族を恋しくなって溜息ついたところ、「ええ、チビちゃん彼氏いないの」と聞かれました。クリスマスと彼氏、何の関係あるのとびっくりした私に彼女はこう説明してくれました。「日本では、クリスマスはカップルでお祝いするのよ」と。まさかそんなだと思ったのだが、残念ながら、彼女の説明は現実の語りでした。

クリスマス当日に、私は遊園地で遊んだり、映画を見に行ったりしました。すごく楽しかったです。しかし、もし一人だったら、落ち込んでいたはずです。なぜなら、どこに行ってもカップルだらけでした。大学生は言うまでもなく、中学生までカップルで歩いていました。幸いなことに、近先生がモンゴルから来ていましたので、私たち二人で、先生の孫も入れて3人でクリスマスを楽しみました。


▲ 上:先生とのデート「君の名は」 下:先生の孫と三人デート「遊園地」

 皆さん、日本に来られたら、ぜひ宝塚を見に行ってください。また、恋愛経験もたっぷりして来てくださいね。では、また来月の報告でお会いしましょう。

Dec 2016 留学短報

2016/12/13

京都大学留学中のツェベルマーさんからお便りが届いています。

自分の国を出て、外の世界を知るということは、つまり、外から見た自分の国を知るということなんですよね・・・

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皆さん、元気ですか?
報告が遅くなってしまい、申し訳ありません。書きたいことが多過ぎて、整理できなくなってしまいました。

では、早速ですがまず、11月19日から11月22日にかけて行われた「学園祭」(京大の学園祭名は11月祭です)についての報告をしたいと思います。

学園祭とは学生が主体となる課外活動です。京大は自由を大事にしているということを前の報告でも申し上げましたが、どれほどの自由を保障しているかをこの祭りを通じて分かることができます。

たとえば、構内でお酒を売ったり、買ったり、飲んだりすることは許されます。また、各サークル(くじで当てたサークル)がお店を出します。たとえば、「メイドカフェ」や「お化け屋敷」また「イケメンお蕎麦」など色々なことをやっています。学生同士での交流、高校生が大学を見学するいい機会だと思います。


            ▲11月祭の模擬店広場

続いて、大阪での「草原の風」モンゴル祭りについて報告です。
当日、一日中雨が降っていたにも関わらずモンゴルに関心を持っていらっしゃる日本人の方々が多く来てくださっていたことに驚きました。

久しぶりに岡先生との再会で著書まで頂きました。報告をお読みになっている皆さんにもお勧めです。続いて皆さんに一人の日本人を紹介したいと思います。モンゴルのたて文字を筆できれいに書いている日本人の方を見て、一瞬モンゴル人なのではとショックを受けました。

モンゴル人である私ですら書けなかったり、読めなかったりするモンゴルの古い文字です。水谷東洋さんはモンゴルの歴史について研究をなさっているそうです。

▲ 水谷東洋さん(上) ▲お祭りの会場にて民族楽器の演奏(下)

留学中には、色々な国からの人々に出会います。

そのたびに、「白い丸いテントに住んでいますか」「毎日馬で学校通っていますか」などと質問されます。中には、モンゴルという国の存在すら知らなかったりする人々もいます。

最初は、みんなはモンゴルについて何も知らないのだなと思っていましたが、水谷東洋さんと1920年代のモンゴルについて色々話をして、「モンゴルについて何も知らないのは私のほうだ」と思いました。

実は、日本に来て最初はモンゴルに帰ったらどうしよう、こんな便利な生活に慣れてしまったらどうしようと心配していました。しかし、今は自分の国の歴史をもっと勉強したい、帰国して国の発展に役立つ人間になりたいという意志がだんだん強くなってきています。

文章が長くなってしまいましたが、今回の報告はここまでとさせていただきます。また、来月の報告でお会いしましよう。

日本文化体験(年賀状)

2016/12/13

1年生の日本語授業で日本文化体験(お正月のカード作成)をしました。

日本文化体験(書道)

2016/12/13

1年生の日本語授業で、日本文化体験(書道)をしました。

スピーチコンテスト出場作品

2016/12/02

11月5日に行われたモンゴル日本青年交流支援センター主催の
スピーチコンテストに出場した2年生ドルジさんのスピーチを
紹介します。
息子を持つ教員が、思わず涙してしまったという感動傑作です。
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お父さんへ

私は私が父に伝えたいことばを、みなさんに伝えたいです。
学生や若い人たちは、私と同じかどうか考えてください。
子どもがいるお父さんやお母さんの人たちは、自分の子どものことばだと思って聞いてください。
それでは始めます。

お父さん、私は今、大人になりました。
たぶん私の生活の感じ方、考え方がお父さんとは違います。
お父さんがいろいろなことを心配しているのを知っています。
ウランバートルでお酒を飲んでいないか、悪い人と友だちになっていないか、いっしょうけんめい勉強をがんばっているかなどです。
でもその問題は心配しないでください。

中学生のころ、私はじゅうどうが大好きでした。
でも両親がじゅうどうより教育が大切と言ったのでやめてしまいました。
また高校生のころ、夜、友だちといっしょに外で遊べばお父さんは怒ったから、私は家にいました。
今考えると残念です。
たぶん危ないことはたくさんあります。
でもそのとき遊べばよかったです。遊んでいれば、私に多くのいい思い出ができていたでしょう。
私は今まで両親が言ったとおりに生活していました。

でも今、私は自分の問題を全部自分で決めたいです。

お父さん、私を信じてください。今まで私のために全部のことをしてくれたのがよくわかりました。ありがとうございます。
だから私はいっしょうけんめいがんばって、かならずいい人になります。
両親に大きい家とステキな車を買ってあげます。
私の家族はそんなに金持ちではありませんでしたが私に必要なものを全部買ってくれました。
私は本当に幸せな子どもでした。
なぜなら両親が子どものためにいっしょうけんめい働いていたからです。

これから私はいっしょうけんめい勉強して成功します。
世界を両親といっしょに旅行したいです。

お父さん、待っていてください。

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