センターだより
8月28日29日 塩澤先生の特別講義(民法)
2019/09/06
2019年8月28日と29日の午後の2日間、成蹊大学の塩澤一洋先生による特別講義(民法)が行われました。
塩澤先生は、ホワイトボードを一切使わずに、iPadと専用のペンを使って、板書を進め、モニターに写し出していきます。
ITを駆使する画期的な授業スタイルです。
1日目の宿題は、「民法地図の作成」でした。
民法典の目次を全て書き出すことになるため、とても時間がかかる宿題です。
しかし、多くの学生が最後まで頑張って書きあげてくれました。
CJLの学生たちは、4年生になって初めて、日本の民法を学習します。
しかし、2年生3年生のうちから日本の民法に慣れ親しむことで、4年生になってからの民法の理解が早くなると思います。
また、この授業では、わからないことがあると、先輩が後輩を助けてくれました。
塩澤先生、そして、日本カンボジア法律家の会(JJL Cambodia)の関係者のみなさま、本当にありがとうございました。
来年度以降もぜひ、このような特別講義をしていただけることを願っています。
8期生卒業式
2019/08/07
2019年7月24日、8期生の卒業式を行いました。センターでは残念ながら学位を出すことができませんので、本来なら「修了式」です。しかし、センターでの4年間の勉強はとても大変ですし、カンボジアの大学の卒業式は、通常1年遅れで行われますので、時期的にも気持ち的にも、まさに「卒業式」と呼ぶのがふさわしいかと思います。
主役の8期生、今年は11人が修了です。
日本大使館より鈴木参事官、王立法律経済大学(RULE)学長のルイ・チャンナー先生、そして名古屋大学CALEセンター長の藤本先生がご出席してくださいました。
ご家族や後輩たちが見守る中、式は進みました。留学している先輩からのビデオメッセージ、後輩たちからのスピーチに、8期生たちは笑ったり泣いたり。そして最後に、8期生を代表して、レアクサーさんがスピーチを行いました。
4年間の友情とこれから別々に歩んでいく将来について、前向きに、力強く語ってくれました。
皆さんの将来が輝かしいものであることを、教員一同心より願っています。いつでもCJLに遊びに来てくださいね!
ボランティア書道講座
2019/06/10
2019年6月3、4日、愛知県在住の書家、伊藤正英先生と奥様の悠紀子様が、恒例の書道講座に来てくださいました。毎年2回、ボランティアで来てくださっています。いつもありがとうございます!
1年生は初めての書道でした。
2年生は団扇に言葉を書きました。
3年生は、絵馬に。
そして4年生は、掛け軸と寄せ書きに挑戦!
CJLCの4年生は、これから期末試験を受け、最終的にCJCLを修了できるかどうかが決まります。書かれている「卒業」の言葉が、思いの強さを感じますね。これから期末試験の勉強をがんばってください!
第22回日本語スピーチコンテスト
2019/05/27
2019年5月25日(日)、大使館とCJCCが共催の日本語スピーチコンテストがありました。
今年は、センターの学生3名と、修了生1名が出場しました。
4年生のソコルさん。「私の敵」
3年生のソダヴァンさん。「『真似』を乗り越えて」
同じく3年生のボパーさん。「『約束を守らないこと』にありがとう」
修了生(4期生)のバリアンさん。「カンボジアの発展のために貢献しよう」
そして、今年は3年生の2名が入賞!一位はボパーさん、二位はソダヴァンさんです。
ボパーさんは、訪日研修旅行の賞品をいただきました。10月に参加予定です。
入賞した二人は、学年論文を書きながら、そして翌日は夏季セミナーの面接、という忙しい中よく準備をしました。
そしてそれ以上に、バリアンさんとソコルさん、先輩として頑張る姿を後輩たちに示してくれて本当にありがとうございました。二人の姿に刺激を受け、来年も多くの修了生、後輩たちがスピーチコンテストに応募してくれると嬉しいです!
応援に来てくれたみんなも、どうもありがとうございました!
川嶋先生によるスクーリング(民事訴訟法)
2019/04/01
2019年3月下旬、川嶋先生(熊本大学准教授、当時)によるスクーリングが実施されました。
初日は労働仲裁委員会(The Arbitration Counsil)、2日目はプノンペン始審裁判所を訪問しました。
スクーリングの内容は、2年生向けの法学入門、3年生4年生向けの民事訴訟法入門でした。
2年生のスクーリングの様子。
3年生4年生のスクーリングの様子。
川嶋先生はゆっくりと分かりやすく話してくださったので、学生たちは楽しく勉強することができました。
4年生のみなさまは、今後、民事訴訟法の理解をさらに深めていきましょう。
川嶋先生、本当にありがとうございました。