センターだより
第7回卒業式
2018/07/25
2018年7月25日(火)、CJLC7期生(6期生一名)の卒業式を行いました。学位の出ないCJLでは、本当なら「修了式」と言うべきですが、乗り越えた4年間の苦労を考えると「卒業式」と言う言葉がやはり一番ぴったりです。
今年は、会場にWiFiが導入されたため、zoomを通じて名古屋からも國分CALEセンター長とスタッフの皆さんにも参加して頂けました。初の生中継です。
在カンボジア日本大使館からは、鈴木宏典参事官にご参列いただきました。
在校生からのお祝いの言葉、そして留学している修了生からもビデオレターをもらい、笑いあり、涙ありのとても良い式となりました。
4年生を代表してスピーチしたのは、ペッチ・ロンソニターさん。「一緒に卒業しよう」と言う仲間たちとの約束を果たすことができた喜び、家族への感謝の気持ち、後輩への応援のメッセージなど、4年生にふさわしい、堂々としたスピーチでした。
卒業生のご家族も大勢参加してくださり、最後に記念撮影。
12名の皆さん、ご卒業おめでとうございます。この4年間本当によく頑張りました。
ちなみにこの衣装、女性陣のスカートと男性陣のネクタイが同じ色で作られています。式のために誂えたそうです。お化粧も髪型もバッチリ、とてもきれいでした。これは、今後新しい慣習となるでしょうか?!
2018年七夕
2018/07/02
あっという間に、7月に入りました。カンボジアセンターはそろそろ期末試験、そして修了式です。
毎年この時期になると、竹をもらってきて事務所の前に飾ります。そして、短冊を用意して願いことを書き、竹に吊るします。そう、七夕(7月7日)ですね。
センターの学生以外にも、七夕についての説明を貼っておき、短冊に願い事が書けるようにしています。
3年生のソコルさんが書いてくれました。字は読めないのですが、その字が美しいことは分かります。しかし内容があっているのか…誰かチェックをお願いします!
皆さんも、七夕の日に願いを込めて、書いてみませんか?
4年生プロジェクトワーク発表会
2018/06/20
2018年6月15日(金)、4年生のプロジェクトワーク(以下、PW)発表会を行いました。
センターでは、1年次、2年次でPWをおこなっており、カンボジアの文化や社会について調べたことを、他センターに向けて発表しています。カンボジアセンターでは、去年から、4年生の後期の日本語授業で、「4年生PW」と称して行なっています。その目的は、総合的な日本語能力の向上はもちろんですが、卒業を目前にして、なんとなく気持ちがゆるみがちな4年生を忙しくさせようという教師側の企みの意味もあります(カンボジアでは、就活などに明け暮れたりしないのです)。また、これまでの4年間、CJLでがんばった晴れ姿を、後輩たちに見せてもらいたいという気持ちもあります。
4年生PWは、「アンケートを実施すること」を大きな目的としています。必然的に、現代のカンボジア人の意識に目を向けたテーマとなります。「同性婚に対する意識」「オンラインショッピングの利用実態」「医療問題」「学生時代の恋愛」「学生時代のアルバイト」「市場とスーパーマーケットの使い分け」「ゴミ問題」と言ったテーマが出揃いました。そして、インターネットのおかげで、アンケート回収数はどのテーマも100人以上となり、ちょっとした「プロジェクト」となりました。
発表には、後輩はもちろん、先生方も集まってくださり、そのコメントから課題も見えてきました。しかしながら、この調査を行った経験は、今後社会に出てもきっと役に立つのではないでしょうか。
今年の経験を生かして、来年もまたこの4年生PW実施したいと考えています。
4年生の皆さん、発表お疲れさまでした!
あとは期末試験、頑張ってね!
ボランティア書道講座開講
2018/06/08
毎年2回、愛知県在住の書家、伊藤正英先生と奥様の悠紀子様のご厚意によって開かれている書道講座、今年も2018年6月4日、5日に開講されました。伊藤先生は、2014年から毎年ボランティアで来てくださっています。本当にありがとうございます!
今回は、1年生も初参加です。
初めての書道は、どうだったでしょうか?
こちらは2年生です。
持ち方から始めます。
それぞれ好きな言葉を書きました。
3年生は、だいぶベテランになって来ましたね。
左手で書道、難しそう…もらったお菓子を写真に撮っています。
伊藤先生がご持参くださった絵馬に、自分たちの目標の言葉を書いています。
いよいよ最後の書道となった、4年生たち。
墨はね対策もバッチリ。この4年間で学んだことが生かされています。
こちらも、伊藤先生がご用意してくださった掛け軸に、自分たちの将来に向けての言葉を書きました。
7月に卒業を迎える4年生、言葉通り、将来に向かって頑張って欲しいですね。
伊藤先生、悠紀子さん、本当にありがとうございました!
第21回日本語スピーチコンテスト
2018/05/29
2018年5月27日(日)、CJCCの絆ホールで、第21回日本語スピーチコンテストが開催されました。
応募総数は約100人、そこから原稿審査を経て選ばれた出場者は全部で15名(渡航経験なし部門10名、あり部門5名)、そのうち渡航経験なし部門にCJLCの学生が6名参加しました。
2年生のソダヴァンさん「恐い事実」。
同じく2年生のロッタナーさん「どちらが本当の夢」。
3年生のフーンさん「竹の子を取ること」。
2年生のボパーさん「幸せはどこにありますか」。
同じく2年生のパーナヴィーさん「必要な人」。
同じく2年生のチャントーンさん「考え方の違い」。
質疑応答で質問がわからない人もいましたが、落ち着いて堂々と聞き返し、また答えられないことをきちんと伝えられていたのはとても良かったと思います。
そして見事、3年生のポー・フーンさんが2位を受賞しました!2年生で出場した時は惜しくも入賞を逃しましたが、今年は堂々とした発表、受け答えで入賞を果たしました。
審査員長の講評の中で、「外国語のスピーチコンテストに出場しようと挑戦すること自体が、素晴らしいことだ」という話がありました。確かにその通りだと思います。応募するために原稿を書くこと、出場が決まってからの練習、どれも日本語の上達に大きな影響があったと思います。
今年受賞できなかった2年生たちの中には、悔し涙を流した人もいました。その悔しさをバネに、これからの勉強をぜひ頑張ってください。そして来年もぜひスピーチコンテストに挑戦してください!