センターだより

27Apr2019 2018年度春学期の授業

2020/12/18

 2019年2月は、「ツァーガーンサル」と呼ばれる旧正月のお休み(田舎に帰って家族や親戚の人にあいさつ回りをする習慣があります)の後、11 日から春学期の授業が始まりました。特筆すべきなのは、名古屋大学大学院法学研究科博士課程を修了し、博士号を取得したG.ダワーニャムさんがモンゴル・センター(CJLM)付きの日本法担当講師として着任したことです。これまでも、CJLMの修了生3 名がモンゴル国立大学法学部の専任教員、1 名が非常勤講師に採用され、また非常勤としてCJLM の授業を担当してもらったことはありますが、今回初めてCJLM の修了生が法学博士を取得し、またCJLM 付きの講師となったことは、12 年間のCJLM の確かな教育実績を例証するものといえるでしょう。

 毎年、優秀な学生たちがCJLM を巣立っていく一方で、社会人のOB からは「5 年間一生懸命勉強した日本語や日本法を、大学卒業後に生かす機会がない」との声も耳にしました。そこで、今学期から5 年生向けの日本法の授業を、何人かのOB にオムニバス形式で担当してもらうという新しい試みを始めました。後輩の前で日本語で授業をしてもらう機会という活躍の場を与えるとともに、「日本語で日本の法律を教えることのできる」人材の育成を図ることを意図しています。

 

講師名 授業のテーマ 開講時期
G. ダワーニャム 私の研究と留学生活 3月28日~4月4日
N. ノロブサンボー 民事訴訟法

4月11日~5月2日

B. ホンゴルゾル 裁判外の紛争解決手段

5月9日~23日

フィールド調査旅行

2020/09/21

 学年論文を書き上げた新4年生を対象に、2泊3日のフィールド調査旅行を企画しました。


 調査のテーマは、「新型コロナウイルス(COVID-19)の流行がモンゴルの観光業に与えた影響」で、外国から観光客が訪れることができなくなったことで、モンゴルの観光業が収入や雇用などの面でどのような影響を受けているかをアンケート調査により調べました。  
 9月11日から13日までハラホリン、アルハンガイ県ツェンケル温泉、ツェツェルレグを訪れ、昼間は車での移動とアンケート調査を行い、夜は温泉とモンゴルの伝統的なゲーム、ホロル(Хорол/Зэндмэнэ)を楽しみました。

 調査の成果は、ダワーニャム先生(一番下の写真で右から2人目)が5年生のとき、2013年に行った「ホンゴル郡における有害物質中毒事件環境調査」を見習って、報告書にまとめたいと考えています。

第10回修了式

2020/09/21

 9月10日に、第10期生の修了式をようやく執り行うことができました。
 今年センターを修了したのは、これまでで最も多い10名。みなさん、おめでとうございます!

 

 新型コロナウイルスの影響でモンゴル国立大学の卒業式は行われず、卒業証書が郵送で送られてきたとのことですが、5年間の大学生活のピリオドとしてはそれではあまりに味気ないと考え、モンゴル・センター(CJLM)では修了式を6月から延期してきました。

 また、5年間の思い出を修了生に書いてもらい、卒業文集を作成しました。

 

 いただいた祝辞、メッセージの一部を紹介します。

 増田知子・法学研究科長「修了生の皆さんは、実現したい夢がたくさんあると思います。名古屋大学としても、日本法教育研究センターとともに、これからも、皆さんを応援していきたいと思っています。今後も希望を持って前進し続けてください。」

 藤本亮・CJLセンター長「皆さんに2つのことを伝えたいと思います。みなさんの進路は様々だと思います。みなさんが高いレベルで身に付けた日本語の能力と日本語の知識は皆さんの財産です。これらをさびつかせないように、そしてますます高めていくために、機会をとらえて日本語を使うようにしてください。そして日本社会と日本法の動きをフォローするようにしてください。
 特に言葉は、使わなければ、あっという間に忘れてしまいます。現在は様々な形でオンラインでも語学の勉強をすることができます。日本のニュースなどもネット経由で読んだり見たりすることができます。短い時間でも構いませんから、意識して続けるようにしてください。
 もう一つ伝えたいことは、皆さんが多くの皆さんに支えられてきたということに関係します。感謝の気持ちを持つ事はとても大切です。しかし、皆さんはまだ若いですから、これからしばらくはすこしわがままに自分を鍛えることを優先しても良いと思います。
 でも、これから何年かさらに人生経験を積んだ後は、皆さんが多くの方にしてもらったことをぜひ皆さんより若い世代の後輩たちにしてあげるようにしてください。わたしたち人間はこのようにして世代を超えてつながって、発展してきたのです。
 モンゴルと日本の関係はこれからも大いに深まり発展していくことと思います。それと同時に私たちが共同して力を合わせて取り組まなければならない問題もまだまだたくさんあります。
 皆さんがこの両国の架け橋となってそれぞれの分野で大活躍されることを心より願っています。」

 

11May2019 スポーツ大会

2019/07/08

 5月11日に2年生の主催で、スポーツ大会が行われました。

 バレーボール、障害物競争、バスケットボールの3種目について、1年生から5年生まで学年を問わず、また教職員も参加して、仲良く楽しく競技できたと思います。

 障害物競走(?)の内容は、①小麦粉の中に入っている飴5個を口で取り出す→②三人四脚→③股の間にボールを挟みながら進む→④フラフープをしながらゴールというものでした。

第9回修了式

2019/07/03

 6月17日にモンゴル・センター(CJLM)の修了式、21日にモンゴル国立大学の卒業式が行われ、ツェベルマーさん、アノージンさん、ドルジンスレンさん、ジャブザンジョムダーンさん、ナランドラムさん、サンチル・オヤーさん、ソブドバヤルさんの7名が修了証・卒業証書を手にしました。

 いただいた祝辞やメッセージの中から、特に印象に残った言葉を紹介します。

日本大使館・林伸一郎参事官「モンゴルの大勢の卒業生の中にあっても、日本語で日本の法律を5年間学んだ皆様の専門性は群を抜いて高いものであることを強調したいと思います。」

エルデネブルガン法学部長「(CJLMで)普通には法学部では勉強できない内容、日本法という学問を勉強できること、自分で希望して履修する場合にはもっと費用がかかることを強調したいです。名古屋大学や日本側の努力と支援のおかげで、日本法という学問の教育を皆さんは無料でいただいている、たいへん有難い教育を受けているということを胸に、将来活躍していただきたいと思っています。」

鈴木將文法学研究科長「いろいろな学生の方を見てきた経験から自信を持っていえることは、日本法教育研究センターの出身者は、日本語と日本法の理解が非常にしっかりしているということです。これは、修了生の皆さんのご自身の努力がもちろんあると思うんですけれども、同時に、センターの教育が専門家によって効果的・体系的に行われているということも大きな理由であると思います。」

成蹊大学法学部・塩澤一洋先生「(スクーリングでお会いした)皆さんの日本語力もさることながら、 法律に対する理解の深さ、そして探究心の旺盛さ、そういったものがたいへん印象的です。・・・特に日本にディベートにいらっしゃった方々のディベートでの活躍は本当に目覚しいものでした。感動しました。」

 また、第9期生のみなさんから、次のような素敵なプレゼントを頂きました。ありがとうございます!

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