センターだより

11May2019 スポーツ大会

2019/07/08

 5月11日に2年生の主催で、スポーツ大会が行われました。

 バレーボール、障害物競争、バスケットボールの3種目について、1年生から5年生まで学年を問わず、また教職員も参加して、仲良く楽しく競技できたと思います。

 障害物競走(?)の内容は、①小麦粉の中に入っている飴5個を口で取り出す→②三人四脚→③股の間にボールを挟みながら進む→④フラフープをしながらゴールというものでした。

第9回修了式

2019/07/03

 6月17日にモンゴル・センター(CJLM)の修了式、21日にモンゴル国立大学の卒業式が行われ、ツェベルマーさん、アノージンさん、ドルジンスレンさん、ジャブザンジョムダーンさん、ナランドラムさん、サンチル・オヤーさん、ソブドバヤルさんの7名が修了証・卒業証書を手にしました。

 いただいた祝辞やメッセージの中から、特に印象に残った言葉を紹介します。

日本大使館・林伸一郎参事官「モンゴルの大勢の卒業生の中にあっても、日本語で日本の法律を5年間学んだ皆様の専門性は群を抜いて高いものであることを強調したいと思います。」

エルデネブルガン法学部長「(CJLMで)普通には法学部では勉強できない内容、日本法という学問を勉強できること、自分で希望して履修する場合にはもっと費用がかかることを強調したいです。名古屋大学や日本側の努力と支援のおかげで、日本法という学問の教育を皆さんは無料でいただいている、たいへん有難い教育を受けているということを胸に、将来活躍していただきたいと思っています。」

鈴木將文法学研究科長「いろいろな学生の方を見てきた経験から自信を持っていえることは、日本法教育研究センターの出身者は、日本語と日本法の理解が非常にしっかりしているということです。これは、修了生の皆さんのご自身の努力がもちろんあると思うんですけれども、同時に、センターの教育が専門家によって効果的・体系的に行われているということも大きな理由であると思います。」

成蹊大学法学部・塩澤一洋先生「(スクーリングでお会いした)皆さんの日本語力もさることながら、 法律に対する理解の深さ、そして探究心の旺盛さ、そういったものがたいへん印象的です。・・・特に日本にディベートにいらっしゃった方々のディベートでの活躍は本当に目覚しいものでした。感動しました。」

 また、第9期生のみなさんから、次のような素敵なプレゼントを頂きました。ありがとうございます!

31Dec2018 新・留学短報(バト・オルシフ)

2019/01/04

 2018年6月にモンゴル国立大学法学部を卒業し、現在、名古屋大学大学院に留学中のバト・オルシフ君が日本での生活について書いてくれました。日本でいろいろな経験をし、また日本人の行動パターンについても考えて分析しているようですね。一層の成長を期待しています。
============================================
【留学短報:2018年12月】

 日本での生活
-自己改善の観点から-

バト・オルシフ

 私の日本での生活は自己改善の一層の進歩の切っ掛けになったように思われる。言うまでもなく、自己改善とは抽象的な概念である。とはいえ、私は自己改善をスティーヴン・R.コヴィーがいった「人間の性質としている精神的、肉体的、知的、社会・情緒的な4つの側面」(*)を基礎にして考えている。これから、以下に自己改善の観点から当該4つの側面に沿い、日本で体験した事例を紹介しながら日本での生活について書きたいと思う。なお、このように書くことにしたのは日本での生活が私自身、すなわち私の基本的な考え方に全体的に強く影響を与え、自己改善につながっていると思うからである。
 私が名古屋大学に留学してから約4か月になり、日本人の日常生活に多少触れている。しかし、私の生活は「学生寮・学校・ジム」という基本的なパターンでしか行われていない。そのため、以下に述べることは短い期間と青二才の経験に基づいた、かつ、個人性が高いことであるのを予め述べておきたい。
 まず、精神的な側面から、自分の日本での生活について述べる。日本では、大学の教授のような上級レベルの従業員はもとより、肉体労働である引っ越しサービスの労働者、学校の食堂でアルバイトする学生、お店でレジを担当するパートの労働者もプライドを持って仕事を熱心にやっている。その理由がなんであるかを別として、そのように熱心に働く日本人の姿を見れば、無意識的に自分が社会にとって必要な人材であること、言い換えれば居場所を認めてもらい、もらったらそれを維持したいという日本人の気持ちを強く感じる。従って、仕事の経験の浅い私にとってどんな仕事をやっても、自分自身がその仕事を上手にできていると認識するか、できていることを他人に認めてもらうまで続けなければならないという感覚は新鮮なもので勉強になった。その故に、日本人の友達の話によると、日本人が何でもできる能力(一般性)、それに加えて自分しかできない能力(専門性)を身に付けるために頑張っているそうである。やはり彼の言った通り、競争の社会において人は一般性と専門性を持たないと認められにくく、生き残ることができないのである。これを切っ掛けに私は自分の専門性を高めることに注目している。
 次に、肉体的な側面から述べたい。日本には太りすぎの人がモンゴルと比べると圧倒的に少ない。私は朝と夜走っている日本人とよく出会っている。また、学校にいつも階段を使っている50代の先生もいる。その先生は毎日何回も5階まで駆け上がったり、駆け下りたりしている。つまり、日本人は普通に体を大事にしている。私はできるだけ自分の体に注意を払ってきたが、日本に来てから体のバランスが失われたことに気づいた。健康的で理想的な体とは持久力・柔軟性・強さのバランスが取れた体のことであることを改めて理解している。その上、健康食品を手ごろの値段で消費することも学んでいる。
 それから、知的な側面から述べたい。名古屋大学の留学生の中に母語を除いて二つ以上の外国語が話せる人は少なくない。母語を除いて七つの外国語が話せるウズベキスタンの学生と私は出会ったこともある。また、12月に行われた第17回「大学対抗交渉コンペティション」において、私より若くて言語能力にも法的思考能力にも優れている日本人と外国人の学生と多く出会った。世界が広いこと、頭の良い人が多くいること、自分が未熟であることを国際的な観点から理解した。従って、これから一段と努力しなければならないというプレッシャーを感じた。
 最後に、社会・情緒的な側面から述べたい。社会・情緒的な側面とは人間関係を表す。日本人は細い道路で二人が出合ったときに先に相手に道を譲ってあげる、エレベーターを出るときに相手を先に出してあげる、ジムで使ったマシンを運動後に拭いておく、電車の中で携帯電話をマナーモードにしておく、食事をするときに相手の食事ができるまで待つ、いわゆる他人をよく尊敬し、自分の行動をとりあえず抑えている。もし自分の方から先に行動しても、相手の気持ちを予測した上で具体的な行動を取っているように思われる。例えば、ある日ジムで不動式の椅子の上に汗をふくタオルを置いて運動をしている男(A)がいた。そのとき、同じ椅子を使いたい他の男(B)がわざわざ移動式の椅子を持って来て、(A)に「不動式の椅子の代わりにこの椅子を使ってくれませんか?」と丁寧に聞いた。タオルを置いていたAも丁寧に謝り、椅子を交換した。仮に、そのとき、椅子を持ってきた(B)の代わりに私がいたとすれば、他の椅子を持って来ずにただ「この椅子を使ってもいいですか?」と聞いただろう。つまり、(B)は(A)の気持ちを予測して適当な行動をとったのである。従って、人間関係を上手に作るのに相手を尊重して自分の行動をある程度抑え、また相手の気持ちを予測してから行動をとることは大事だということをとてもよく理解できた。
 このように、私の日本での生活は新しい事例に出会うことによって私自身全体が影響を受けている生活である。先進国である日本で生活することはそれ自体が勉強になっているといっても過言ではない。日本での生活により、私は以前に感知していなかったことを感知したり、理解しなかったことを理解したりしてきている。そのため、私の考え方が以前より進化し、改善しているのではないかと思う。ようするに、私の日本での生活は自己改善の一層の進歩の切っ掛けになったと思う。

 

12月2日 大学対抗交渉コンペティションにて(右端)
12月1日 大学対抗交渉コンペティションにて(右から3人目)

注(*):Anum Hussain, “7 Habits of Highly Effective People by Stephen R. Covey [Book Summary]”, https://blog.hubspot.com/sales/habits-of-highly-effective-people-summary, 29/12/2018.

大学対抗交渉コンペティション7位入賞

2019/01/04

 センターの学生4名(5年生3名と4年生1名)が12月1日から2日にかけて上智大学で行われた第17回大学対抗交渉コンペティション(日本語部門)に参加し、英語チームの4名とともに総合7位で入賞、仲裁部門に限れば3位という素晴らしい成績を収めました。

12月2日 表彰式

 邦字新聞の「モンゴル通信」2018年12月13日号で特集記事にしていただきましたので、以下に引用して学生の声を紹介します。

 

 リーダーのツェベルマーさんは、「大学あげての物心両面の支援があったので、期待に応えられるかどうかのプレッシャーがあった。また、日本語で戦うので、日本の大学とはハンディがあると懸念していたが、論破できてよかった」とほっと肩の荷をおろした。最初に3分間で大学を紹介したナランドラムさんは、「前日からものすごく緊張して、全身が震えた」と打ち明けた。ドルジンスレンさんは、「表彰式の最初に、モンゴル国立大学7位!と呼ばれた時、頭が真っ白になった。うれしかった」と感動を振り返る。「先輩と一緒に国際大会に出られて、相手校からも多くを学んだ。この貴重な体験は今後に生かされる」とボディビレグ君。

 ・・・10月に主催者から問題用紙が届いた。「日本語と英語で約60ページも。これを個々に読解し、全員で戦略を立て、指導教員を対戦相手に特訓した。」、「意見の違いで大げんかもした」、「時には夜中の1時ごろまで大学に残って想定練習に励んだ」など、全員一致の努力なしでは叶えられなかったと感慨深げ。・・・モンゴル代表チームは昨年に続く2回目にして入賞し、その分、「達成感も大きかった」と話す。
 (以上、「モンゴル通信」2018年12月13日号8頁より引用)

 

12月1日 仲裁の部で真剣に対戦中

 

 20日にはモンゴル国立大で祝勝会が開かれ、エルデネブルガン法学部長から次のようなお話がありました。

 わずか4年間・5年間勉強した日本語で日本の優秀な大学の学生たちと対戦し、入賞した学生の努力に感心するとともに、先生方の指導に感謝している。今回の国際大会での入賞は、たいへん名誉なことで、モンゴル国立大学法学部が国際的に見ても高い水準に達してきていることを示すものだ。早速、法学部およびモンゴル国立大のサイトに掲載し、モンゴル国内に発信したいと思っている。
 
 また、随行教員のドガルマー教授からも、次のようなコメントがありました。

 私は、1日目の日本語チームの仲裁を見ました。日本語は分からないが、オランゴー先生が通訳してくれた。うちの学生たちは、法的根拠、日本語の面等でとても良かったと私も思うし、そこに見学に来ていたオランゴー先生の博士過程の指導教員(成蹊大学の塩澤一洋教授)も感銘を受けたとおっしゃっていた。学生たちの活躍を見て、名古屋大学日本法センターの設立を実現できたナランゲレル先生にとても感謝したくなった。私たちMUISは国際的に活躍できる人物を育てていることに気づきました。

12月20日 祝勝式

 
 9月にスクーリングで教えてくださった塩澤一洋先生がブログ(Scrapbox)に詳しく書いてくださっていますので、よろしければどうぞご覧ください。

 

3年生課外授業:競技かるた

2018/12/21

3年生が「競技かるた」に挑戦しました。

講師の山下先生から事前に出された宿題で「1字決まりの札」を覚えてきていた3年生たち、

競技かるたについて説明を受けた後、さっそく大会の開催です。

 

 
見てください、この勝負師の目
山下先生が札を読み上げます。

競技かるたは日本文化とスポーツの融合とも言われるそうですが、まさに「畳の上の格闘技」。

学生たちも気に入ったようでした。

畳ご持参で、ご多忙の中授業をしてくださった山下先生、本当にありがとうございました。

練習を積んで、いつか「学校対抗スピーチコンテスト」ならぬ「学校対抗競技かるた大会」をモンゴルで開くことができるといいですね。名古屋法センターは必ず出ます!

 

 

1 2 3 18